学校現場×特別支援×働き方改革について考えるブログ

現役教員にしか書けないことを・・・。

2023年度 ボツネタまとめ ~授業や学級活動などで使わなかったけど、いつかは使いたい~

私は、「新しい発想だな!」「面白い」「授業で使えるかも?」という小ネタを、テレビやラジオ、新聞などのメディアで発見したときに、仕事用の手帳に書き込むことにしています。

 

今回はその中から、ボツ(不採用)となったネタについて自分の備忘録を兼ねてまとめます。

 

 

1 「花和紙 -invisible flower-」

 和紙の中に花をすき込んでいる商品です。ここで使われる花は廃棄される予定だったもの。SDG’sの環境学習として、または、中学社会で言えば、これによって経済にもたらす変化(捨てられていた花に価値が付けば、花の販売価格が低下するかもしれない、和紙についた「付加価値」、etc)について考えさせる授業がありえるかもしれない、と思いメモをしました。

 

参考URL ツグモノ[TSUGUMONO] - 「花和紙 -invisible flower-」販売開始しました。

 

2  日本だじゃれ活用協会

 「だじゃれは世界を救う」が合言葉だそうで。国語の授業や、教員研修の講師として「だじゃれんじゃー」を招くこと、そして純粋に職場を和ませることに役立ちそうだな、と思いメモをしました。

 

参考URL 日本だじゃれ活用協会 - だじゃれは世界を救う!

 

3 腸活ミニ野菜(あえて小さく作り、まるごと食べる野菜)

 もとは農家ではなかった人たちによる、無農薬・無化学肥料・無加温栽培を目指す取り組みです。家庭科や食育の授業で、または社会科の農業人口が減っていることに関する授業の中で使えるネタかな、と思いメモをしました。

 

参考URL 腸活ミニ野菜のこと | 自宅でできるぬか漬け「腸活ミニ野菜」

 

4 フィッシュレザー

 捨てられていた魚の皮をなめして、製品にする企業「tototo」

 これもSDG’sの環境学習に使える小ネタかと。魚の皮なのに、臭くなくて丈夫な「革」になるなんで驚きです。

 

参考URL   製品ができるまで – tototo

 

5 タオルのホコリから作った着火剤!?

 今治タオルを作る過程で出る「ホコリ」。今まで捨てていたものを売ってしまおうというこの発想力がすごい。これもまたSDG’sですね。

 

参考URLその1 カラフルな着火剤「今治のホコリ」が話題!タオルから出たゴミでできていた | 焚き火・火おこし道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

参考URLその2 タオル工場のほこりが!産地今治の知恵で生まれた着火剤 | NHK | ビジネス特集 | 環境

 

6 注文に時間がかかるカフェ

 吃音の人が働くカフェ。「時間がかかる」ことを店名にしてしまうという、この発想力! これにより、理解のある人や急いでいない人しか入店しないので、吃音の人が安心して働けます。発達障害やトゥレット症候群などが近頃メディアでも話題になっています。吃音の人がいる、ということも社会がきちんと理解するようになってほしい。

 道徳の中で「多様性の理解」を進める授業展開ができないか、と思いメモしました。

 

参考URL 注文に時間がかかるカフェ | Slow Order Cafe

 

7 「UMAMI EGG」(植物由来100%、玉子の代替品に)

 卵アレルギーの人でも食べられる。ヴィーガンの人でもOK。牛乳の代わりは豆乳があり、小麦粉の代わりは米粉があるが、卵の代わりはなかった!

 ニッチな業界ではあるため販売数などが大きく伸びるかは分からないが、今後さらに有名になるかもしれない。

 「他人がやっていないことをやる」という商売の基本を示すエピソードとしてメモ。

 

参考URL   製品 — UMAMI UNITED

 

8 ミズニゴール

 稲作で使う農薬を減らすため、水田の水を濁らせることが、雑草の発生を防ぐのに効果的だそうです。そこで、AIを搭載したロボットを水田に走らせて、水を濁らせる。その名も「ミズニゴール」!! ネーミングセンスもすごい。

 ちなみにこのロボットをつくった会社は「ハタケホットケ」。ちなみのちなみに「シカニゲール」もあるとのこと。詳細はリンク先を確認してください。

 SDG’sや社会科の農業人口が減っていることに関する授業に使えるという点では「腸活ミニ野菜」と同じです。

 

参考URL 株式会社ハタケホットケ

 

9 アートトワレ(災害用トイレ)

 防災は大切なテーマですが、いざ準備するとなると面倒だったり、保管場所に困ったり。そこで、災害用トイレを「アート」として積極的に飾れるようにしてしまおうというすばらしい発想です。

 防災教育、「売れる製品をつくるには」という社会の授業に使えないかな、と思いメモしました。

 

参考URL アートトワレ【公式】Artwalet - アートな防災

 

10 ゾンビ・パンデミック

 近畿大学「ゾンビ研究所」による、合意形成のための。研修プログラム。学級レク、エンカウンター的にできないかな?と思ってメモしました。

 「街にゾンビが発生したら」というだれもが未経験のストーリーなので、年齢が大きく離れていても参加しやすいのが特徴らしいです。

 

参考URL 

近畿大学「ゾンビ研究所」とあそび総合カンパニー IKUSAが共同開発 企業向けゲーム型人材育成プログラム「ゾンビパンデミック」をリリース ゾンビに襲われるシチュエーションで合意形成を学習 | 株式会社IKUSAのプレスリリース

 

まとめ

 教員にとっては、教育課程をこなすことが最優先であるため、上記の小ネタを使用するハードルは低くはありません。しかし、今後機会があれば使いたいネタです。この記事をご覧になった先生方はぜひ、使用場面を考えて実践をしてみてはいかがでしょうか。私も来年度使えないか、考えてみようと思います。